研修

先日、高知県立ふくし交流プラザで開催された共生社会フォーラムin高知2023に中本、嶋田が参加させていただきました。

認定NPO法人抱樸の奥田氏の基調講演や、共生社会の実現に向けて先駆的に取り組んだ糸賀一雄の映像プログラムを見て、普段の生活の中では感じることが稀な、言葉で表出することが難しい感情が湧きました。それは私が深層心理で抱いているであろう、支援者目線の「可哀そうだから」「助けてあげたいから」といった、やや少し後ろ向きな感情と、障害があっても社会に出る為に、明るく努力する当事者を見て感じる前向きな感情が矛盾するモヤモヤした感覚でした。
しかし、障害福祉分野における舞台芸術では、障害のある人の生きる力や希望を高めるだけでなく、社会全体の文化的な豊かさや多様性を高めるものだと感じました。特に「誰でも参加OK!」のみんなでつくるミュージカルはシンプルに「楽しそう」に感じました。その「楽しそう」に感じた瞬間の自分には全くモヤモヤした感情はなく、この感情が共生社会に必要な感情ではないかと思えることができました。今回の研修を通し、私は今の自分にできる、福祉分野と関わる一歩を始めてみようと思いました。(文:SELECT 嶋田進作)